観測者の伝達 1019 経済は他国での戦争を望む4米国は11月のAPECを一つの期限として中国に対して今回の貿易協議における部分合意そのものに対しての遵守を求める。 サインをしない。 しかしそもそも中国は最初からこれらの合意を守るつもりなどないだろうから、どこかの時点で矛盾点が出てくる。 だから結局流れる。 これがわたしの見え方。
中国はもう、自国が貧乏になっても構わないと腹を決めたふうに見える。 そのことによって国内の動揺が開始されても、敵を外につくる愛国主義と、社会信用システムの完全履行において( 2020年の上半期にはどうやら全土の適用が完了する) 、不満を持つ国民をどれだけでも支配コントロールできると判断した。
本当にそんなふうになったらいいですね、としかわたしは言わない。 政権側が抑圧に関して自制的抑制的でない方向を採用するときは、どこかで大きな暴発が起きる。 それは中国人が中国人に銃を向けて一方的に虐殺しなければ事態が沈静化しないという状況を呼び込む。 彼らは人間なるものを少し甘くみているのではないかなあ、だ。
中国に対しての米国の方向性は恐らく、中国共産党が崩壊するまで、つまりソ連型の崩壊が一番可能性が高いそれ… つまり内部での造反クーデターの動きを誘発するものになるだろう。 中国もそれをとうに理解していて、少し前においても習近平主席が、内部の造反に注意せよという全体演説を行った。
上海閥と言われる連中が全くその力を弱めていないのは、香港の騒ぎが一向に収まらないことからもなんとなく分かる。 結局は利権の取り合いの動きではある。 しかし当事者の香港市民らにとっては後がないのだからそんなものどころではないだろうが。
中国なる表彰アイコンに対しての全ての米国からの追放がこれから強化される動きに入る中、これらの眷属の南北朝鮮に対しての同様の措置の開始、そして同盟国である日本の追随の動きがこれから出てくる。
それらがどの様な事件を契機に逮捕の形になっていくかは、公開情報を注意深く追跡するしか無い。 だから気になる人はそれをやってください。
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北朝鮮はいくつかの国家攻勢を固めた。 それらの前段階における鼓舞演出が行われた。 人間の心は複数の思いによってそれらの精神領域が時間分割により表現されている。 その複数あるコトバの中に、彼らの南進に対してのそれが具体化してきた可能性があるなとわたしは捉える。
韓国北朝鮮の無観客試合とは、この結果により翌日ムンジェイン大統領の支持率が韓国ギャラップ調査で39%までに落ち込んだが( ムンジェイン大統領主張の融和政策が何の意味もないと露呈したため) 、それ以前に北朝鮮が目前の敵を本当に韓国に切り替えたということを内外に知らせた意味で大きなものであった。
今の韓国が敵を明確に日本に設定し、コトバでは安倍政権の打倒という内政干渉を隠さなくなったことのほかに、11月には恐らくジーソミア破棄、新日鉄住金などの資産の強制売却、その上での残りの勝手に決めつけた299社への戦犯企業の資産の接収、その上で12月での( 早まるかもしれないが) 竹島上陸までムンジェインはやるだろう。 何がなんでも権力にしがみつく。 問題は竹島カードの後には実際の武力侵攻しか残っていない点だ。 これら韓国に戦争を行わせて中国が儲けるという大きな計画が動いているのだとしたら、それは早晩その方向に進む。 中国は公式統計で経済成長を6%と言った。 という事は恐らくマイナス2%にまで落ち込んでいる。 彼らも戦争を望んでいる。 他国での戦争を。
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米中の貿易協議における一部合意が全く合意になっていないのではないかという声がある。 それは米国にせよ中国にせよ、広範囲な部分でかけた既存の関税における撤廃措置は行わないというところからだ。 そうだろうと思う。 どちらの国家も、長期戦になれば倒れるのは相手の国だという分析の下に全体を動かし始めたからだ。
だから退かない。 これは11月17日のエイペックまで中国がどの様な実際的な行動をとるかを米国がじっと見ている流れの中で明らかになる。 クリスマス商戦までは株式を含めて好調を偽装することはなんとかななるかもしれない。 しかし、これを超えると先が全く見えない。
そんな流れの中でペンス副大統領がこれから中国共産党対抗演説の第二弾を近日行う。 それらの内容を見て、本当のところ米国はどう思っているのかが誰の目にも明らかになる。 今の既存の世界の現状維持のショーは、年内で終わるだろう。 それがわたしの見え方になる。
20191019金曜